2008年3月 8日 (土)

良い童謡ができました。

童謡協会の年刊童謡詩集「こどものうた2008」が出ました。私は「あおむし」という詩をのせました。これを見て会員の作曲家が連絡をしてくるという段取りになっているのです。

去年は「待てど暮らせど来ぬ電話」でしたが、今年は家に本の包みが届いて、ページをめくっている時に電話がかかってきました。作曲をやっていただくことに決まりました。9月20日の童謡祭新作展(こまばエミナースの予定)で歌われることになるでしょう。初めての発表ですから楽しみです。

昨年は「こどものうた2007」に「ぴかりこりん」「たぬきしっぽのうさぎさん」を掲載しましたが連絡がないので、自分で作曲しようとおもったら、作詩会員は作詞だけ、曲は会員の作曲家でなくては応募できないという決まりになっていましたので、ありゃりゃー。

幸い「たぬきしっぽのうさぎさん」はチャイルド社のゴールドに採用されました。(九月号の絵本)現在絵を自分で書いています。

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2007年9月10日 (月)

童謡

前回の記事から半年たってしまいました。童謡詩はどんどんできています。あとは発表をどうするかが問題なのです。手さぐりでやっています。

2007年9月8日にジャスラックビルにあるけやきホールで「第30回童謡祭・新作展」発表会がありました。私は曲が間に合わなくて出せませんでした。歌の詩は「こどものうた2007」に発表されたものです。

聞いてびっくり、見てびっくりです。詩を読んだだけのと、曲がついてピアノ一台だけの伴奏ですが、児童合唱団の子供やプロの歌手が歌うと、雲泥の差です。「えっ、こんな歌になのるのか?」と驚愕します。特にプロの歌手の表現力には脱帽です。渡辺かおりさんはじめ、美しい女性がいい声で歌っていますから、「あいうえお」と歌っても聞かされてしまいます。数少ない男性歌手もユーモアあふれる表現力で詩を何倍も魅力的なものにしてくれました。

圧巻は川口京子さん、プロ中のプロ、すでに妖怪の域に達しています。機会があれば、ぜひ生の舞台をご覧ください。

で、逆に身震いさせられました。いい加減な詩でも、極端なはなし、「あいうえお」でも「いちにっさん」でも「お経」でも、彼らは見事に歌って、肉体で表現してしまいます。元の詩がいいのかわるいのかわからなくなります。

同じことがテレビ番組のアニメ付きの歌にもいえます。アニメにごまかされ、編曲にごまかされて、鑑賞ではなく、肝心の「子供が歌う」そのための詩と曲、素の歌の評価が困難になる恐れ大です。

作詩の難しさを改めて知らされました。

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2007年3月26日 (月)

合唱

平成19年3月25日東京府中市の府中の森芸術劇場で開催された日本童謡協会の第12回こどものコーラス展に行ってきました。

童謡協会会員の新作をNHK合唱団はじめ各合唱団の小学生が歌いました。

合唱の世界のことは無知でしたので、こんな世界があるのかという感想です。レベルは高いです。あらためて、小学生に合唱してもらうための作詞作品を創作してみたいと思いました。いわゆる童謡とはちょっと違うものになるのかもしれません。かっての文部省唱歌には傑作が多いのですが、もっと自由な立場で、小学校高学年の心をとらえられる現代的な歌が書けるといいのですが・・・

ジャズやロックを経験してきた世代ももう60歳ですから、合唱の世界でも、詩はもちろん曲においてももうすこし冒険してもよいのではという思いはあります。音楽教育にたずさわる方の御意見を伺いたいところです。参考にしたいです。

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2007年1月11日 (木)

あたらしい童謡

前回の記事のあと、童謡の詩をたくさん書きました。童謡や唱歌についても勉強し、さらに日本童謡協会にも入会しました。

自分でも子供の歌の詩がかけるとはおもっていなかったのですが、不思議なことにすらすらと出来たものが何本もあります。絵本、童話と発想はおなじなのですが、形式が変われば出来てくるものも変わるわけです。

詩だけを発表するのは困難ですが、そのうちに表にでてくるでしょう。ご期待下さい。

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2006年9月18日 (月)

あたらしい童謡をつくろう

童謡というと赤とんぼやぞうさんなどの何十年も前に作られたものというイメージがあります。作詞では野口雨情やサトーハチロー、作曲では中山晋平、山田耕作などの才人の作品がその質の高さで、今も歌い続けられています。

童謡協会という組織もあるのですが、会員も高齢化してきました。NHKのみんなの歌や教育番組から、あたらしい童謡がどんどん生まれるといいのですが・・・。コマーシャルからヒット作ができてくる場合もありますが、やはり童謡は童謡として、新しい作品を作る場がほしいともいます。

童謡の作詞はきわめて難しい仕事です。短歌や俳句の世界では、地道な活動もあり、批評もありますが、童謡はいま古い定番のものは、盛んですが、新作の発表が難しい状況です。

子供状況をよくするためにも、童謡の力を見直してみるといいのではないでしょうか?

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