大川周明 「日本二千六百年史」と仏教
毎日ワンズの広告が気になっていたので、斜め読みしました。
大川は東大の印度哲学科専攻なので、仏教の知識はもとよりあるので、この本では道元については一章をさいています。私も道元を知ろうとしたのですが、難しいので挫折中。この文は新鮮に読めました。
北条泰時の記述は初めて知りました。日本史教育で誰でも名前だけは知っていますが・・・
二千六百年はキリスト由来の西暦ではなく、日本で独自に無理やり作った皇紀ですから、戦後七十年もたってからからやっとこの本が読めるようになったのかという思いがします。団塊の世代の人でも、大川はいかれたやつとしか思っていない人が多いでしょう。この人の評価は難しいですが、まだ日本人は昭和前期をきちんと検証していないので、これからなのですが・・・証人はどんどん死んでいきました。今九十才くらいで生き残っているのは当時の若者です。
いずれにしても、仏教を知らないでは日本はわからないということが、仏教を知るとわかってきます。宗教を抜いての歴史教育などありえませんので、自分でやるしかないでしょう。
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