仏教を知らないと日本がわからない
英語を学んでいる人は、ギリシャ神話や聖書の知識が必要だと思うでしょう。同様に日本の歴史を知るためには、仏教を知らないとだめです。60歳過ぎて、仏道に入って、やっと気がつきました。情けないことですが、気がついただけましです。老人になっても気がつかない人が多いのが現状です。
戦後の教育を受けて育ちました。アメリカ人にあこがれて、映画、音楽、美術など、みんなアメリカのまねをして育ってきました。一方で、例えばNHKのラジオで、落語の古今亭新生、浪曲の広沢虎造、講談などで明治や江戸時代の日本の文化も吸収しました。
昭和20年代にGHQに支配されていた時の影響で、例えば漢字をやめてローマ字にしろとか、さまざまな圧力がありました。若い人は戦争に負けて米軍が日本中に駐留していた頃の歴史をよく知ってください。学校では教えないでしょう。それどころが明治以降の歴史は教えないのが、日本です。こんな国はほかにはないでしょう。
とかいうようなことを、私自身、その中で育ってしまうと、若いうちは気がつかなかったのです。アホです。
世界のどんな国でも、宗教をおろそかにしている国はないでしょう。マルクス主義、共産主義は、それ自体が宗教の一派と考えると、わかりやすくなります。他の宗教を毛嫌いするのは、宗派宗教の常です。キリスト教とイスラム教の不毛の争いを誰もが知っているでしょう。
その国の文化に、宗教は組み込まれています。
日本の歴史は仏教史ぬきには語れません。なのに、戦後、学校教育では宗教を排斥し、無視するように強制されてきました。戦前の国家神道の復活を恐れたからでしょう。それが現在でも政治家の靖国神社参拝問題として見ることができます。
書き切れませんので、とにかく、自分で仏教を勉強してみてください。とてつもなく大きく、楽しい世界があります。だんだん書いていきます。
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